全ての業者が保険に加入している訳ではない!
家電の配送を考えた時、運送業者と引越し業者という選択肢が出てきます。
運賃の安さと同様に、肝心なのが保険です。
ここでは、運送業者と引越し業者の保険内容に違いがあるのか、また、保険内容の詳細も併せてご紹介したいと思います。
大きな家電や最新の家電を運搬する際には、いくらプロでも破損や紛失などのトラブルは避けることが出来ません。
そんな最中に起こるトラブルに備えて、引越し業者は「運送業者貨物賠償責任保険」という保険に加入しています。
「運送業者貨物賠償責任保険」という保険は、運送業者が運送作業中に、委託された荷物に破損や紛失などのトラブルが起こった場合に、賠償責任を補償してくれるものです。
ただ全ての業者がこの保険に加入しているわけではありません。
引越し業者でも、運送業者でも加入していない業者はあります。
ですから、引越しをどちらに依頼する場合でも、万が一のために、「運送業者貨物賠償責任保険」に加入している業者かどうかをきちんと確認しておきましょう。
では、この保険の内容ですが、補償される状況としては、
○引越し荷物の積み込み・荷下ろし中、運送中、梱包・開封作業中、保管中に起きた事故であること。
また、補償される事故の内容としては、
○運送中の事故、盗難、水漏れ、火災、依頼主が訴訟を起こした場合の訴訟・調停費用。
などとなっています。
また、この保険には保証範囲が制限されています。
○宝石、宝飾品、美術品、設計図
などの引越し荷物は補償されず、
○生鮮食品や生きている動物、生花などの植物、家電製品の故障
などは、保証範囲が限定されているので、事前にしっかりと確認しておくと安心です。
もしも、輸送作業中での破損や紛失などがあり、「運送業者貨物賠償責任保険」に適用されると思ったら、すぐに配送を依頼した業者に連絡をしましょう。
また、この保険が適用されるのは、引越し作業後から3ヶ月という期限が設けられているので、この期限を過ぎないように注意しましょう。